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なるほどサイエンス(次の災害に備えるには)
 
次の災害に備えるには

 
7月上旬の「西日本豪雨」は広島、岡山両県を中心に死者が200人を超え、「平成最悪」の豪雨災害となりました。
 
岡山県で最大の被害地、倉敷市真備町は、小田川沿いの低地です。今回浸水した場所は、同市が作成していた浸水想定エリアと、ほぼ重なっていたそうです。
 
広島県では4年前の豪雨と同様、山際に造成された住宅地で土砂崩れが起き、多くの人命が失われました。
 
人は古来、生活圏を広げようと、大自然とせめぎ合ってきました。川沿いや山際は、いわば両者が対峙している場所です。
 
思い出すのは3年前、東日本大震災の被災地で聞いた美術家の岡部昌生さんの言葉です。
 
「被害にあった場所は、なぜ被害にあったのか。その場所が歴史の中で、どう位置づけられているのか。大きくとらえないといけない」
 
岡部さんは福島県内で、被災の傷痕を伝える「物」に紙をあて、上からチョークなどで凹凸をこすりとる「フロッタージュ」作品をつくっていました。私が制作を見学したときのテーマは「干拓」。震災では海沿いの多くの干拓地が津波に襲われ、被災しました。人と海が対峙している場所です。
 
干拓によって耕地が整備されたことを記念する石碑をこすりとり、岡部さんは言いました。
 
「干拓が災害を呼び込んだのではないか」
 
私たちは大自然のことを、まだたいして理解していません。「なぜ被害にあったのか」を考え、地域で共有することが、次の災害に備える第一歩です。

朝日新聞編集委員 上田 俊英



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