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なるほどサイエンス(猛暑にウナギの未来を考える)

猛暑にウナギの未来を考える

 
記録的な猛暑だったこの夏、「ウナギ博士」こと塚本勝巳さん(日本大教授)の記者会見がありました。
 
塚本さんは東京大でウナギ研究を長く率い、ニホンウナギの産卵場所がマリアナ諸島沖だと突き止め、2009年には世界で初めて天然のウナギの卵を採取したことで知られています。
 
私が会見に行ったのは、かば焼きの季節だから、という理由だけではありません。日本は今年、ニホンウナギの養殖用稚魚(シラスウナギ)が歴史的不漁でした。漁獲は史上ワースト2の8.9t。理由を問われ、塚本さんは「乱獲」と言い切りました。
 
いま私たちの食卓にのぼるウナギはたいてい養殖ものですが、ウナギは養殖といっても、卵から育てるタイやヒラメと違い、天然の稚魚の漁獲に頼る「漁業」。乱獲は資源の枯渇に直結します。
 
しかもウナギは稚魚のときに捕獲の難を逃れても、成長して産卵場所のマリアナ諸島沖へ向かうころ、今度は「天然もの」として狙われます。「ウナギを守るには、彼らの生活史全体を守らないといけない」と塚本さんは強調しました。
 
国内のウナギ消費は、半世紀前は年2万d前後。それがうなぎ登りに増え、00年にピークの約16万tに達します。近年の稚魚の激減はやはり、とり過ぎ、食べ過ぎの結果でしょう。
 
国際自然保護連合は14年、ニホンウナギを絶滅危惧1B類に指定しました。危機レベルは、あのジャイアントパンダ以上。かば焼きをつつく箸を少し休めつつ、保全の道を考えるときのようです。

朝日新聞編集委員 上田 俊英



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