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なるほどサイエンス(ノーベルの遺志は時代を超える)

ノーベルの遺志は時代を超える

 
2018年10月1日、うれしいニュースが飛び込んできました。京都大学の本庶佑特別教授(76)が、ノーベル医学生理学賞を受賞したのです。
 
本庶さんは、体内で「異物」を攻撃する免疫細胞に、攻撃を抑えるブレーキ役の分子があることを発見しました。このブレーキを効かなくすれば、がん細胞への攻撃力が強まります。成果は新薬の開発につながり、がんの治療に革命をもたらしました。これで日本の受賞者は26人目。このうち医学生理学、物理学、化学の自然科学系3賞は23人を占めます。
 
ノーベル賞はいうまでもなく、ダイナマイトの発明で巨富を築いたスウェーデンの実業家、アルフレッド・ノーベル(1833〜96年)の遺言で1901年に創設されました。以来、「世界で最も権威ある賞」という地位は揺らぎません。
 
それは、人類の「平和」と「幸福」を求めたノーベルの遺志が時代を超えた価値を持つからでしょう。
 
ノーベルは遺言に「人類に最大の恩恵をもたらした人物」に賞を贈ると記し、授賞にあたり「国籍はいっさい考慮してはならない」と念押ししました。
 
ときは帝国主義の最盛期。国境が対立を生み、多くの人命が失われました。その中で彼は、国境や国籍を超える価値をたたえ、世界に平和をもたらそうとしたのです。彼が求めたのは「諸国民間の友愛」です。
 
だから受賞者が外国人でも、業績にきちんと目を向けたい。毎年のようにノーベル賞の記事を書きながら、私は自分自身を、そう戒めています。

朝日新聞編集委員 上田 俊英



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