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なるほどサイエンス(新千円札の顔、北里の偉業)

新千円札の顔、北里の偉業

 
紙幣のデザインが2024年度上期をめどに一新されることになりました。千円札の「顔」も野口英世から北里柴三郎へ、20年ぶりに交代します。
 
北里と野口は明治〜大正期に活躍した細菌学者で、師弟の間柄。そのうえ、ともにノーベル賞の候補になった経歴をもちます。とくに北里は1901年、第1回医学生理学賞の候補に名を連ねました。
 
北里はドイツ留学中の1889年に破傷風菌の純粋培養に成功。翌年には破傷風菌がつくる毒素に対する免疫抗体を発見し、この抗体を使った「血清療法」という画期的な治療法を確立します。そして、ジフテリア菌を研究していたドイツのエミール・フォン・ベーリングと、血清療法の論文を発表しました。
 
しかし、受賞したのはベーリング一人。ちなみに野口も後に9回、医学生理学賞の候補になりましたが、受賞を逃しました。
 
第1回医学生理学賞の候補には北里の師、ドイツの細菌学者ロベルト・コッホ(第5回医学生理学賞受賞)もいました。コッホは76年、炭疽という病気の原因となる細菌を発見。人類は「病原菌」という敵の存在を初めて知り、以後、医学は革命的に進歩します。
 
しかし、敵もさるもの。治療薬が効かない耐性菌や耐性ウイルスに変異するなどして対抗します。最近もインフルエンザ新薬「ゾフルーザ」の耐性ウイルスが早速見つかり、ニュースになりました。
 
人類と細菌やウイルスとの長い闘い。その地平を切り開いた一人が、北里なのです。

朝日新聞編集委員 上田 俊英



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