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現場一期一会(かけだし記者の「覚悟」)

かけだし記者の「覚悟」

 
5月。「平成」から「令和」に元号が代わって1年です。56年ぶりの東京五輪が間もなく、となるはずでした。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、史上初の延期です。

さかのぼって1988年。「昭和」の最後の初夏を初任地の山陰地方で迎えていました。その駆け出し時代を振り返って頭に浮かぶ熟語は「覚悟」です。

前年の憲法記念日の夜でした。阪神支局にいた先輩記者2人が、入ってきた目出し帽男に散弾銃で撃たれて死傷しました。未解決のまま時効となります。

私のいた支局にも24時間、警察のパトカーが張り付き、人の出入りを警戒しました。無言だった犯人の動機は不明ですが、威圧と受け止めた新聞界は「暴力に屈しない」と訴えました。事件当時は就活生でしたが、新聞の覚悟に共感を覚えました。同時に言論の自由の大切さ、もです。

思い出したのは、「高校紛争」を記録・再現した本を取材したからです。学生運動で揺れた半世紀前、その東京都立高校も生徒がバリケード封鎖しました。
ただ、当時の学内は「共感」「反対」「無関心」と割れていたそうです。生徒らの書いた約250枚のビラが保管されています。それで紛争から正常化までを再現してみたそうです。

「問われていたのは、異なる意見も認めて一致点を探る民主主義だった」執筆した当時の在校生7人の結論です。

インターネットも現実の世界も、一方通行ですれ違いが目立ちます。自身は大丈夫か。立ち戻るのは「覚悟」した原点です。

朝日新聞東京本社社会部 山浦 正敬




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