ご購読者様限定のプレゼントです


⇒もっと見る

⇒もっと見る

⇒もっと見る
 ┗留守止め


⇒もっと見る

 ┗取扱紙

 ┗会社概要
 ┗求人募集

幸運くじ
会員登録(無料)すると毎月プレゼントが当たる「くじ」引けます
幸運くじとは
全日本国民を勝手にランキング
今日のアナタは日本で何位
⇒くじを引く


⇒もっと見る
現場一期一会(リアルな出会い、変わらぬ価値)

リアルな出会い、変わらぬ価値

 
コラムも7回目。タイトルの「一期一会」は、記者の仕事に通じる熟語と編集担当が考えてくれました。一生に一度の出会いがあふれているからです。

東日本大震災から9年半が過ぎました。3年半前に岩手県釡石市を離任してからも被災地に通っています。ただ、コロナ禍ではなかなか足を伸ばせません。

半年ぶりに訪ねた秋、かつて通った仮設住宅団地は解体工事の真っ最中でしも併設され、路線バスも乗り入れていました。苦楽を聞かせてくれた被災者の姿はもうありません。

木造の戸建て仮設も空き家です。そこで夫を亡くした高齢女性は自宅を再建できたのでしょうか。ボランティアの使う集会施設も風雨にさらされています。

東北を中心に約2500人が今も行方不明です。警察や消防、海上保安部は海岸で手がかりを探し続けます。今回も捜索現場でカメラを構えている時でした。

近づいてくる警察官がいます。5年前に出会った当時の署長です。初対面のはずの消防隊員が声をかけてきます。1年半前に電話で取材依頼をした相手でした。紹介された若い隊員は目の前の海に潜っていました。警察犬の指導者は、よく知る被災者の親族です。出会いは深まり、広がります。

もう手がかりを見つけるのは難しいかもしれません。それでも風化を防ぐためにも続けるとの思いがこちらには伝わります。

世界中とつながれるオンライン環境は距離の壁を取り払いました。でも、リアルな「一期一会」の価値が下がることはありません。

朝日新聞東京本社社会部 山浦 正敬




<< サトイモのベーコ…
朝日小学生新聞だ… >>
一覧へ