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寝ても覚めてもすぽーっ!(はるかなる男女平等の地平線)

はるかなる男女平等の地平線


2024年のパリ五輪では男女の参加数が各5,250人と初めて同数になります。この数字に象徴以上の意味があるのか懐疑的な人もいるでしょうが、スポーツ界の平等を考える上で感慨深いものがあります。
 
1900年の第2回パリ大会から女性に門戸は開かれたものの、52年ヘルシンキ大会では1割、76年モントリオール大会でも2割にとどまっていました。
 
その歴史は偏見との闘いです。例えばマラソンは79年創設の東京国際女子(2008年終了)が初の女子だけの公認大会でした。周囲の「本当に42kmも走れるのか」という声を吹き飛ばし、5年後のロス五輪での採用に道を開きました。その後柔道、レスリング、ボクシングなどに女子種目が広がり、今があります。
 
選手数を象徴といったのは、組織や大会を動かしていく側の幹部に女性が圧倒的に少ないからです。国際オリンピック委員会(IOC)の理事会メンバー15人中女性は5人。現職のバッハ氏を含め歴代会長の9人はすべて男性です。
 
最もトップに近づいたのは米国のアニタ・デフランツ氏(68)でした。ボートの銅メダリストで引退後30代前半の若さで委員に。女性初の副会長も務め、01年の会長選挙に立候補しましたが、5人中最下位で敗れました。彼女が「私が米国人であり、女性であることで敗れた」と振り返ったことを覚えています。
 
欧州勢が長く権力を握ってきたIOCは保守的で、今も周回遅れのランナーだと感じる場面があります。掲げる理想にどう向き合うのか。覚悟が問われます。

朝日新聞論説委員 西山良太郎