中学入試に使われている朝日小学生新聞
朝日小学生新聞の記事は、多くの私立中学校の入試問題に使われています。2022年度の本郷中学(東京)の理科では、ノーベル賞受賞者の吉野彰さんの記事(19年10月)をもとに「ノーベル賞」「リチウムイオン電池」「ロウソク」について出題されました。同年度の北鎌倉女子学園中学(神奈川)の日本語4技能入試では「金メダル 宝物に加えたい」(21年8月)の記事が使われました。
21年度には法政大学中学(東京)の社会科で、香港の国家安全維持法と気候変動に関する朝日小学生新聞の記事をもとに言葉の穴うめ問題が出題されました。また、土浦日大中学(茨城)の理科では、レジ袋の有料化の記事をもとに気体の性質や地球温暖化に関する問題が出ました。
私立中学校が受験生に時事問題を課す意図はなんでしょうか? それは、社会や人とのかかわりを具体的にイメージできる子どもに入学してほしいからです。「勉強」を机の上だけで完結せず、実際の社会で生かせる素養のある子どもを迎えたいという、学校側のメッセージとしてもとらえることができます。
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