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寝ても覚めてもすぽーっ!(サバンナの夢、スポーツの力)

サバンナの夢、スポーツの力

 
アフリカの南スーダンは2011年、193番目の国連加盟国となりました。これからつづるのは、世界で一番新しいこの国の「国民結束の日」というスポーツイベントのことです。
 
赤道に近い国土には、世界有数の野生動物の宝庫となる熱帯雨林やサバンナが広がります。その雄大な自然とは裏腹に、独立のための内戦では250万人が犠牲になりました。
 
独立から5年後、その行事は生まれました。年に1度、1週間ほどの日程で陸上やサッカー、バレー、この国独自のレスリングなどを競い合います。参加者は巨大テントの下で食事を囲み、夜は大部屋で雑魚寝。平和を考えるプログラムも盛り込まれています。
 
なぜこの大会ができたのか。独立の2年後には大統領派と副大統領派の間で新たな内戦が勃発。数十の部族間の対立も絡まって公開処刑や性暴力など国民の間で深刻な人権侵害行為が広がったからです。難民はいま国内外で400万人に達しています。
 
混乱の大地に融和のきっかけを。大会名には関係者の切実さが浮かびます。
 
大会の創設と運営には日本の国際協力機構が奔走してきました。「初めて他の部族と話せたと聞くとうれしい」と現地の友成晋也所長はいいます。彼の橋渡しで少しでも安心して練習ができるよう、東京五輪・パラリンピックに参加する陸上選手4人を前橋市が昨秋から受け入れています。
 
スポーツが紛争や貧困を解決できるわけではないけれど、国づくりを担う若者の心と体のインフラにはなれる。そう祈ります。

朝日新聞論説委員 西山良太郎